様もよくご存知の、スクエアデザインのワイヤーバッグ。多くの方が、こちらのデザインを編んでみたい!と思われているかと思います。しかし、このシンプルなデザインが、正直一番難しいデザインなのです。右側のUPの写真は、初めてバッグを編まれた方の作品です。編みムラがあるのが写真でわかりますでしょうか。真っ直ぐに上まで編むのは初心者にはとても難しいのです。


左側は私物のブランドのバッグ、右側は手編みワイヤーバッグ協会のバッグです。手編みワイヤーバッグ協会のバッグの持ち手には、初心者でも綺麗に作れるようにオリジナルの芯を入れています。このことにより、長年使用しても型崩れしません。市販のブランドのバッグにはそのような芯が入っていませんので、長年の使用により型崩れを起こしています。持ち手一つでも、作り方により完成度が異なってきます。


左側は、ブランドで使用されているものと同じ企画により作られたExtriの「ジュエリーレース」というテープを使用したバッグです。右側は、企画は少し違いますが高品質な材料、メルヘンアートの「ラメルヘンテープ」というテープを使用したバッグです。ラメルヘンテープは3mm幅で編み進みが早く、また価格も安い為、初心者の方にはチャレンジしやすいかもしれません。また色の種類やテープの幅なども豊富で、様々な用途に使用できる特徴があります。一方2.3mm幅のジュエリーレースで編んだバッグは、やはり編んだときの輝きが上品で高級感があります。価格もジュエリーレースの方が高価ですが、材質も高品質なものを使用しているので、経年劣化がしにくい材料となります。また、ラメルヘンテープで編んだものより軽いのも特徴です。

※こちらで紹介しているジュエリーレースとは、Extriの「ジュエリーレース」で、同じジュエリーレースと名乗った類似品や、ジュエリーヤーンという商品とは異なりますのでご注意ください。


よく体験などで作っていただくミニバッグ。当協会のMini Sacは右側の作品になります。左側はサンプルとして他のショップからいただいたものです。よく見ると、大きさや持ち手が異なります。今では他の団体でも真似されるほどの人気の当協会の作品は、約1時間で可愛く完成できるオリジナルのものです。一方、左側は約2時間もかかってしまします。こんな小さな作品でも、初心者の方に作りやすいようにこだわってレシピを作成しています。


もともと、手編みワイヤーバッグ協会の認定コースはラメルヘンテープを使用していましたが、その後より多くの技術を取り入れることができる「ジュエリーレース」を使用することに致しました。

ジュエリーコース

レッスン1

(W25cm×H17cm)

本体と持ち手を別に作り進め、後で持ち手を取り付ける小さめのバッグ。宿題のなかで目を落とすなどのトラブルや時間的に本体の片面を全て編めていなくても、持ち手は別に作るので、2回目で持ち手のレッスンを受講できます。ただ編むだけをレッスン中にするのは時間がもったいないところもありますので、初めて作るバッグはこのような手法を用いています。ジュエリーコースは持ち手が1本です。

 

レッスン2

(W32cm×H18cm)

本体の片面を全て編み終えた状態から、本体に直接持ち手を取り付けます。ジュエリーコースは1色ですが、増やし目をしながら編むので常に段数をチェックして編んでいただく必要があります。


レッスン3

(W30cm×H25cm)

小さい丸い持ち手のバッグ。持ち手はプラスチックのリングにテープを巻きつけて制作します。


レッスン4(W30cm×H30cm)

大きい丸い持ち手のバッグ。持ち手は、金属製のリングにレッスン1・2同様にテープを編みこんで制作します。本体の上部をリングに沿わせて取り付けるため、本体を左右に編み分ける方法で編みます。

レッスン5

(W27cm×H18cm)

マチの作り方、蓋のあるポシェット、リボンの制作。持ち手を別に製作する方法を学びます。