先日スタッフより、神戸三宮、OPA2のイオン系列の手芸店パンドラにて、「ルミネール」という類似商品が販売されているとの情報が入りました。ルミネールは過去にも販売されたことのある商品でした。至急確認に行きましたが、大変粗悪な商品でしたので使用のお勧めはできません。ジュエリーヤーンの方が、まだいいという印象です。以下、特徴をまとめましたのでお知らせいたします。
・ジュエリーレースと同じ2.3mm、ラメルヘンと同じ5mm、1.5mmの3種類の展開、各1,600円(税抜き)。
・テープの両端の透明部分が多い。
・3mm、1.5mmは硬く、編み辛いと思われる。
・5mmはラメルヘンより薄い感じなので、ネットに通す際の摩擦に弱いと思われる。
・テープの購入で編み図がもらえる、と宣伝してあったが、実際には用意がなく、少し待ってカゴバッグのレシピのみもらえた。
以下、ジュエリーレースのメーカー、ファッションパーキーからの資料になります。資料として内容を生徒様にお伝えしていただいてもいいですが、書面を見せることは厳禁です。
①ラメルヘンテープの方がはるかにビニールの臭いがきつい。
原因として・・・ラメルヘンテープは2ミリ幅のラメに塩ビを皮膜して3ミリ幅のテープにしている。それに対してジュエリーレースは1.5mm幅のラメに塩ビを皮膜して2.6mm幅のテープにしている。両方の商品ともに、この塩ビに添加剤を入れてテープの硬さを調整しているが、ラメルヘンテープの方が添加剤をはるかに多く、安価な物を使用している。(ビーチサンダル等に使われている低品質のもの) その為、ビニール臭が特に強いと思われる。ジュエリーレースは添加剤の使用量を抑え、かつ高品質のものを用いているため、臭いはかなり抑えられている。
②ラメルヘンテープの方が伸びやすい。
上記のとおり、皮膜部分の塩ビに添加剤を入れて硬さを調節しているが、ラメルヘンテープは添加剤を多量に入れて柔らかくしているため、バッグにした場合など特に伸びやすい。比べてジュエリーレースは強度があり伸びにくい特徴をもつ。
③添加剤に含まれる油分がにじみやすい。
添加剤には油分が含まれており、添加剤を多く使用しているということは油分がにじみやすいことになり、結果として色移りしやすい可能性がある。特に、他の糸と組み合わせて編んだ場合この油分が他の糸ににじみ出たり、色移りしやすいことにつながる。
④透明度が低い。
塩ビ部分に使用されている添加剤の品質が悪い為、塩ビ(樹脂)部分の透明度が低い。比べてジュエリーレースは透明度が大変高く、色のくすみもない。
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